直腸脱治療後の生活上の注意

ここでは、筆者による手術を受けられた場合の、術後の注意事項をご説明しています。 特に腹腔鏡手術の場合は様々な術式があり、それぞれで術後の注意事項は異なってきますので、このページに記載してある内容は必ずしも当てはまりません。

必ず施行医師に確認していただくようお願いいたします。

術後2週間を過ぎたら、制限は一切ありません。 どんどん運動してください。

(激しい運動でなければ手術翌日より可能です)

制限は一切ありません。 何でも食べていただいて結構です。

術後3日目からシャワー可、1週間で入浴可となります。

もともと大腸が長く便秘がちの方が多いのですが、大腸を切除することはないため、長さは変わりません。 しかし、骨盤内に折れ曲がっていた直腸がスッキリと伸びた形で固定されますので、排便はしやすくなる方が大半です。 ただ、個人差が大きいので、術後にはそれぞれの状態に応じて、必要であれば便秘薬を内服していただきます。 便秘薬の種類に制限はありません。

もし、排便しにくかったり残便感があっても、全部出し切ろうといきむのはやめたほうが良いです。 特に、術直後の2週間は強くいきまないようにしてください。 その期間をすぎるとメッシュが完全に固定されますので、全く制限は不要となります。 しかし、習慣的に腹圧をかけて排便することは、肛門の健康によくありません。 直腸脱として再発しなくても、痔核や粘膜脱などの不具合に繋がります。

術後、便が出やすくなって何度も出てしまうという方もいらっしゃいます。 それまで強く屈曲していた直腸がまっすぐになるので、特に術後早期はそのように感じる場合があるのです。 吊り上げの固定は時間の経過とともに少々緩みますし、多くの場合は数ヶ月程度で体が慣れてきます。

制限は一切ありません。

腹圧のかかる運動を日常的に行うことは避けたほうが良いでしょう。

術直後の1週間は、粘膜の吻合部に負担をかけないために、消化の良いものを控えめに摂っていただくようお願いしています。

その後は制限は一切ありません。 何でも食べていただいて結構です。

退院後は制限はありません。

術後は、肛門の近くに、直腸壁が折りたたまれる形となりますので、術後の残便感の原因となることがあります。 そのため、排便後もなんとなく便が残ったような残便感を感じることがあります。 しかし、それを出し切ろうとしていきむことは避けてください。 再発のリスクが高まってしまします。 腹圧を掛ける習慣は、肛門の健康にもよくありません。 直腸脱として再発しなくても、痔核や粘膜脱などに繋がる可能性があります。

このような問題がありますので、筆者は完全直腸脱に対しては腹腔鏡下直腸吊り上げ手術を標準としています。

再発した場合は、ほとんどが腹腔鏡による再手術にて治せますので、腹腔鏡手術のできる医療機関を受診してください。 再度、経会陰手術を受けることは筆者は推奨しません。

制限は一切ありません。 どんどん運動してください。

術直後の1週間は、腸管の吻合部に負担をかけないために、消化の良いものを控えめに摂っていただくようお願いしています。

その後は制限は一切ありません。 何でも食べていただいて結構です。

退院後は制限はありません。

手術によって、直腸が切除されてしまいますので、便が貯留する機能と感覚が障害されてしまいます。 もともと肛門活躍機能が弱っている方が大半ですので、便意を我慢できず漏れてしまうことがあります。 便意を感じたら、早めにトイレに行くことをおすすめします。

このような問題がありますので、筆者は完全直腸脱に対しては腹腔鏡下直腸吊り上げ手術を標準としています。

再発した場合は、ほとんどが腹腔鏡による再手術にて治せますので、腹腔鏡手術のできる医療機関を受診してください。 再度、経会陰手術を受けることは筆者は推奨しません。


筆者の手術を受けていただくには