直腸脱に関するよくある誤解

直腸脱に関する誤解をなくして、患者さんを苦しみから開放したいと考えています!

直腸脱は特殊な病気ですし、腹腔鏡による根治手術は標準治療とはされましたが広く一般的に行われているものではなく、医療関係者の間でも正しく理解されていないのが現状です。

そこで、ここでは、誤解を正すべく、筆者の見解を述べさせていただきます。 ご批判は受け入れ、真摯に対応する所存ですので、遠慮なくお問い合わせよりご連絡ください。

誤解

S状結腸の長い症例では、術後の便秘を回避するため、S状結腸切除を閉止することが望ましい。

超高齢者における全身麻酔はリスクが高いのでできるだけ避けるべきである。

超高齢者に腹腔鏡手術を行うと、経会陰的手術よりも術後のADL低下や認知症の悪化が激しい。

腹腔鏡手術は経会陰的手術よりも侵襲が大きい。


筆者

筆者は現在東京都内の病院に勤務しており、関東全域のみならず遠方の患者さんの手術も数多く手掛けています。

予約するには、 著者をGoogle 検索 で検索し、病院のサイトからご予約ください。

専門外来は金曜日の午前中ですが、月曜日の午前中も一般外来にて対応できます。

予約電話がつながりにくく、ご迷惑をおかけしているようで申し訳ありません。 予約できない場合、当日受付でも極力お断りしない方針にはしています。 ただし、午前中10時頃までにお越しいただきたいのと、待ち時間についてはご了承ください。

なお、紹介状をご用意いただけない場合 (急ぐ場合や前医に頼みづらいなど) も受診できますが、病院の規定で選定療養費をいただくことになりますことをご了承ください。

受診いただく前に 直腸脱の治療の流れ ~初診から退院後まで~ および よくある質問 の内容をご一読いただいておくと助かります。 できるだけ、脱出時の写真をご用意ください。

直腸脱 と思い込んでいたけれども単なる 脱肛直腸粘膜脱 であったという方は多いです。 特に遠方からいらっしゃる場合には、ご近所の肛門科などではっきり診断されてからのほうがよろしいかと考えます。